家族葬の場合の弔電について

送ること自体は問題なし

家族葬の場合はごく親しい間柄の方のみで行われるため、必ずしも弔電を送らなければならないという決まりはありません。香典と違い弔電は送ってもご遺族側がお返しを送る必要がないため、負担にならないのでご自身が送りたいと思うのであれば送るという程度で考えておいて大丈夫です。体調不良や遠方にいるために当日参列できない場合に弔電を送ろうと考える方もいますが、家族葬の場合、送り先がわからない場合は弔電を送る必要はありません。

受け取り辞退されたら控える

家族層の場合や親しい間柄だからといって、弔電を送ること自体はマナー違反ではありません。しかし、中には弔電の受け取りをお断りするご遺族もいらっしゃいます。弔電はご遺族様の負担にならないものですが、辞退されているのに無理に送るとかえってご遺族のご負担になってしまったり迷惑になってしまうことがあります。そのため、訃報を知らせるハガキなどに弔電が不要の旨が書かれていた、あるいは家族葬でご遺族に弔電の受け取りを辞退された場合は、無理に送ることはやめましょう。

送り先は斎場へ

基本的に弔電は葬儀に参列できない場合に、お悔やみを伝えるために送る電報です。ひと昔前は郵便局やNTTに申し込みすることで送ることができましたが、受付時間が決まっているといったデメリットがありました。しかし、最近では24時間対応可能なインターネットでの弔電サービスも登場しています。親しい間柄なのでつい自宅に弔電を送ってしまう方もいますが、基本的に弔電は葬儀を行う斎場へ喪家宛てに送るものです。事前に一報を入れて送り先の住所や電話番号を確認し、弔電を送りましょう。